反張膝の原因とピラティスアプローチ

普段から前腿のはり、膝や腰の痛みが気になる方は多いかと思いますが、
この原因、反張膝が影響しているかもしれません…!普段意識しづらい部分になりますので一緒に見ていきましょう。

目次

反張膝とは

反張膝とは、字から連想できるように膝が張って、後ろに反りかえっている状態の事を言います。立っている時に正常な膝の伸展可動域を超えて、膝が過伸展してしまう状態の事です。

反張膝の起こる原因と体への影響

■反張膝が起こる原因
①足関節の機能低下:
前脛骨筋・後脛骨筋・長腓骨筋の筋力低下、足関節可動域制限など

反張膝の方の足首は底屈が得意な為、底屈位傾向です。反対につま先を天井側に上げる動き(背屈)は、非常に苦手です。(背屈制限)
背屈制限となる制限因子を取り除くことが重要です。

②膝関節周囲筋の機能低下:
大腿直筋の過活動により膝伸展位から緩められなくなるケースもあります。

③体幹前傾姿勢:
股関節の伸展(大殿筋やハムストリングスが機能していない)が上手くできずに膝を伸展させて代償させるケースもあります。

このように反張膝の難しい点は、問題点が一つとは限らないことです。

■体への影響
・膝の痛み、腰痛
・背中、肩のコリや痛み
・ふくらはぎの過度な過労、むくみ

改善エクササイズ

反張膝は足関節から膝関節、そして股関節のアライメントを整え、関節の連鎖を揃えること、そしてこれら周辺の筋群の強化やリリースを行うことが重要です!
問題がどれか一つとは限らないのがややこしいところではありますが、今回はカラダを支える土台となる足関節のインナーを鍛えていきましょう。

■長腓骨筋、後脛骨筋のトレーニング

この2つのインナーが衰えていくと背屈制限、足のアーチが落ち扁平足の原因にもなります。
簡単な動きになりますので毎日少しずつ行えるといいですね!


②長腓骨筋トレーニング

①:椅子に座り膝、かかと同士つけた状態でセット
②:足を外反し、10秒キープ※股関節の外転、膝の捩れが起こらないように膝かかとはつけたまま

※足の指の力は抜くように意識しよう!

■後脛骨筋トレーニング

①:椅子に座り片足を反対側の膝の上におく。
②:膝の上に置いた足を内反し、10秒キープ※足裏が顔の方に向くようなイメージ

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