コロナ渦中だからこそ知りたい呼吸の大切さ

コロナ禍でマスク生活が続く中、マスクのせいで息が苦しいと感じることが多々ありますよね。
今まで何気なく行なっていた「呼吸」がこのコロナ渦において重要視されています。

また、ヨガやピラティスのレッスンでも「呼吸」は切っても切れない重要な存在ですね。

誰でも当たり前に行なっている呼吸ですが、皆さん「呼吸」について見えない部分も沢山あると思います。

呼吸を専門に臨床現場に立った経験から「呼吸」についてお伝えさせて頂こうと思います。
一緒に学びご自身やご家族、クライアントさんの健康を守っていきましょう。


本日は第1回目、「今こそ知りたい呼吸の大切さ」というテーマでお話しをさせて頂きます。

【人はなぜ呼吸をするのか?】

人はなぜ呼吸をするのか考えたことがありますか?
今更なんでそんなことを聞くんだ、呼吸をしないと生きていけないからだと
怒られてしまうかもしれません。

では、なぜ呼吸をしないと生きていけないのか考えたことはありますか?

ここは重要なところなので、結論からお伝えします。

人は生きていくためのエネルギーを得るために呼吸を行っています。
筋肉や臓器を動かすためにはエネルギーが必要になるので
このエネルギーがなければ生きていくことができません。

ここでもう少し詳しくみていきましょう。

呼吸には、吸気と呼気という2つの相に分かれています。
息を吸う時は吸気、息を吐く時が呼気になります。

吸気:エネルギーを作り出すもととなる酸素を全身に送り込む役割。

呼気:エネルギーを作り出す時にできた二酸化炭素を外に吐き出す役割。
   二酸化炭素の量により呼吸のバランスを調節している。

それぞれ役割が異なるので、吸気、呼気ともに大切な欠かせないものになります。

それでは、なぜ呼吸をすることでエネルギーを得ることができるのでしょうか。

【呼吸でエネルギーを作り出すメカニズム】

エネルギーは、体の細胞の中で物質同士が化学反応をすることで発生する仕組みになっています。

具体的には、食べ物から得たグルコースなどの有機物に呼吸から得た酸素を
細胞内で反応させることで、水、二酸化炭素、エネルギーを発生させることができます。

実際に、私たちの細胞の中にあるミトコンドリアではこのような反応が起こっています。

C6H12O6(有機物)+O2→H2O+CO2+38ATP(エネルギー)

ここで出来上がるATPというエネルギー物質が筋肉や臓器に渡るおかげで
人は動くことができ、生命を維持することができるのです。
エネルギーを得るためには、食事も呼吸もとても重要なんですね!
単純ですがこことても大切なポイントです。
仕組みがわかると人間が生きていくために必要なことがクリアになってきますね。

本日は「今こそ知りたい呼吸の大切さ」について学んでいきました。
次回以降は解剖や呼吸法など呼吸についての具体的なお話をさせて頂こうと思います。
気になる方はぜひチェックしてみてください!

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