猫背で悩んでいる方大変多いのではないでしょうか。
猫背が改善すると言われたストレッチをやったけどなかなか治らない
そんな方も多いのではないでしょうか?
実は正しいアプローチをすることで解決するケースも多くみられます。
まずは、その原因を一緒に読み解いていきましょう。
猫背とは
猫背とは簡単に言うと、背骨が丸くなってしまっている状態ですね。
皆さんよくご存知の姿勢だと思います。
これをもう少し詳しく解剖学的に見ていくと、
本来人間の背骨はS字のカーブを描いてます。
さらに具体的には、頚椎(首の背骨)は前弯(前に凸)、胸椎は後弯、腰椎は前弯
となるのが本来の正しいカーブになります。
そのカーブの中でも特に胸椎の後弯が大きくなり、胸椎の伸展が不足している
(伸びたくても伸びれない)という場合が多いです。
細かくなってしまいますが、この時頚椎や腰椎の動きも一緒に
悪くなってしまっている場合があります。
猫背とセットで考えたい不良姿勢
猫背の方は猫背だけでなく、他の不良姿勢も一緒に併発している場合が多いです。
例えば、
①頭が前に出る
②胸が下がる
③巻き肩
④スウェイバック(腰が前に出る姿勢)
⑤反張膝 など
猫背による症状
上記の不良姿勢から、肩こり、首こりに繋がったり、
さらには、肩の使い方が悪くなり五十肩に繋がったり、膝の痛みに繋がったりなど
全身に影響が出てしまう可能性のある姿勢になっていきます。
さらに、胸郭と言われる胸の位置が下がり、肋骨のポジションが悪くなることによって
呼吸が浅くなり、そこから自律神経の乱れなどにも繋がってしまう可能性もあります。
そのため、猫背は見た目の問題だけではなく、全身に影響を及ぼしてしまうため
しっかりと修正していきたい不良姿勢になります。
猫背を修正する手順
猫背を整えるためには、まずは上半身の土台となっている
”胸郭”を整えていくことが重要になります。
その後に、肩甲骨、肩関節に対してアプローチしていくことで
巻き肩の修正にも繋がっていきます。
猫背改善のポイントは胸郭
胸郭を整えるとはどういうことなのか?
一緒にみていきましょう。
胸郭=胸骨+肋骨+胸椎
これらを合わせたものが胸郭です。
猫背の方はこの胸郭のポジションが乱れてしまっています。
それでは、正しい胸郭のポジションの目安とはどこなんでしょうか?
正しい胸郭のポジションを見る目安としては、
胸骨柄と第3胸椎の高さが水平線上にあるか
ここが1つの目安になっていきます。
この時に多いケースとしては、大体の方が胸骨柄が下にあることが多いです。
簡単に言うと、胸が下がってしまっているということですね。
これを引き上げるためには、最初にお伝えした胸椎の伸展を出していくことが
ポイントになっていきます。
まずは、この胸椎伸展の可動域が出ない方が多いため、可動域を出すアプローチをした後に
そこまで伸びることができる筋力をつけていくと、正しいポジションでキープすることが
できるようになります!
まとめ
実際に、胸郭を整え、猫背を改善していくためにどうしていったらいいのかなど
具体的な内容はまた次回以降お伝えさせて頂きます!!
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