クラムシェルで膝が開かないのは大腿骨の形状の問題かも

股関節のエクササイズとして行う「クラムシェル」というものがあります。

股関節の外旋筋群を鍛えるエクササイズとして有名ですが、人によっては思ったより股関節の開きが悪く感じている人も多いように思います。

頑張って毎日行っても全然開けるようにならない…なんてことはありませんか?

そんな方は大腿骨の形状の問題かも!クラムシェルで股関節が開きにくい骨格があります。

目次

クラムシェルとは?

股関節を90°屈曲した状態で踵と踵をくっつけたまま膝を開くエクササイズです。

30回くらい行うとお尻に効いている感覚が出て、キュッと熱くなってくると思います。

これは股関節の外旋筋群を鍛えるエクササイズとしてよく行われます。

  1. 股関節と膝関節を90°曲げた状態にする
  2. お尻をプリッと突き出し、骨盤を少し挙上する
  3. 下腹部を薄くしながら踵と踵を押し合いっこするように膝を開く
  4. この時、おへそが上を向きやすいので正面を向いたまま行うように意識する
  • おしりをプリッとするように突き出す
  • 下腹部を薄くする
  • 上の骨盤を少し挙上する
  • おへそが正面を向いているか
  • 踵と踵を押し合いっこする

これらを意識することでさらにお尻に効かせることができます。

膝が開かないのは大腿骨の形の問題?

大腿骨には前捻角が存在します。本来は約15~20°ほど前に捻じれていますが、この角度がきつい人は股関節が開きにくくなります。

前捻角がきつい人はニュートラルでも股関節が内旋されたポジションになります。

股関節の外旋角度が約45°ですので、スタートポジションがそもそも内旋位にあるため外旋可動域は通常より出にくくなります。

自分の前捻角を知る方法は?

「クレイグテスト」というものがあります。

こちらのテストを用いて判断してもいいかもしれません。

うつ伏せで膝関節を90°屈曲した状態から内旋を行い、大転子がもっとも出っ張ったところの角度が前捻角と一致する

まとめ

クラムシェルを継続して行っていてもなかなか膝の開き具合が改善しない方は前捻角の問題かもしれません。

そんな方は、ご自身の開ける範囲で無理せず行ってみてください。

開く角度より、お伝えしたポイントを意識して行うことでお尻に効かせることが出来ます!

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