「骨盤正面」は間違い?〜アーサナを解剖学的に読み解く〜

この記事を読んで頂いている方の中には、
ヨガ愛好者やインストラクターの方も多いかもしれません。

ヨガをしたことがある人なら一度は言われたことがあるかもしれない
「骨盤正面で」というキューイングについて
本日はお伝えしてこうと思います。

目次

前回までのおさらい

前回の記事で、英雄のポーズⅡをピックアップして
立位のアーサナの注意点をお伝えさせて頂きました。
まだ読んでいない方はそちらから読んで頂けると
今回の記事がしっくり頭に入ってくると思います。

立位アーサナの注意点

簡単にこちらでもまとめていきますが、
立位のアーサナでは

つま先、膝、お尻の後ろが一直線

こうなることにより、膝関節に負担がなく痛めにくい使い方を
取れることをお伝えしていきました。

こうするためには、膝が内側に入らないように
太ももの骨を外に回す意識(股関節外旋)が必要でしたね。

ただ、その股関節外旋、筋肉の問題だけでなく
実は骨格の違いによってどこまでできるかが変わってくるんですね。

人によってできる角度は異なる

股関節外旋をしようと思っても限界がある。
むしろそれを超えてしまうと股関節を痛めやすく危ない。
そんなことが骨格の違いによって生まれてくるんですね。

それが、前捻角になります。

前捻角については、こちらで詳しくお伝えしていますので、参考にしてください。

前捻角が強い場合はどうしたらいいの?

前捻角が強い方も、膝を守るためにつま先・膝・お尻の後ろが
一直線ということは変わらず意識をしたいところになります。

その上で、股関節を守るためには…
骨盤から迎えに行くことで相対的に過度な外旋を予防するしていくことが
有効的になります。

そうなると、骨盤は正面でなくて少し斜めになるんですね!
斜めになることによって、股関節も膝関節も守り安全にアーサナを取ることができます!

まとめ

英雄のポーズⅡを行う時のポイント

・つま先、膝、お尻の後ろのラインは一直線
・人によって骨格は違うため、安全に取れる限界が違う
・前捻角が強い方は骨盤正面で取らなくてもよい

骨盤正面にこだわらず、それぞれの骨格に合わせてポジションを
とっていくことで安全にヨガを楽しんでいきたいですね!

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