股関節外転筋力の必要性について考える

今回は、運動指導の現場でもアプローチすることの多い
股関節外転筋について考えていきたいと思います。
インストラクターの方はもちろん、一般の方でも
思い当たる節がある方も多いと思いますので、
ぜひ最後まで読んで頂けたらと思います。

目次

股関節外転筋とは

最初に簡単に確認していこうと思います。
股関節外転筋とは、股関節を外転する(外に開く)ために必要な筋肉のことです。

その中でも特に重要だと言われているものに

  • 小殿筋
  • 中殿筋

この2つが挙げられます。

なぜ必要なのか?

股関節外転筋はとても重要で、よくトレーニングの現場でも鍛える場合が
多いかと思いますが、なぜ必要なんでしょうか?

この2つがともに重要な理由としては、日常生活動作に大きく関係しているからです。
その中でも皆さんがよく行う、歩行や階段昇降 に関係しているため重要だと考えています。

股関節外転筋は歩行や段差昇降に必要

外転筋力と動作の関連

それでは、歩行や階段昇降にどのように関係しているんでしょうか?

ご存知の方も多いかもしれませんが
骨盤の安定に関係しているためとても重要なんですね。

これらの外転筋力が低下してしまうと片足を上げた時に骨盤を水平に保つことができないんですね。

股関節外転筋は骨盤水平に保つはらたきがある

外転筋の筋力低下による影響

それでは、股関節外転筋力が低下し、骨盤を水平に保てないと
どんな影響があるんでしょうか?

股関節が水平に保つことができないと、歩行時遊脚相(足が浮いている方)で
骨盤が落下してしまうため、それを代償しようとして、体を反対側へと
倒そうとする歩き方になります。

歩き方が変なだけれあればまだいいのですが、
股関節の外転筋力低下は膝の痛みや変形性股関節症との関連もあると言われています。

それが結果的なものであるのか、危険因子であるのかは明確にはされていませんが
実際に病院で勤務時代変形性股関節症の方を担当させて頂いた時には、
皆さんほとんどの方が股関節外転筋力の低下を認めていました。

股関節外転筋力の低下は、疼痛や変形に繋がるリスクあり

まとめ

本日は股関節外転筋力についてみていきました。

股関節の外転筋に対するエクササイズなどは普段行うことが多いと
思いますが、それがなぜ必要なのか、本日は疼痛や疾患などの面から
みていきました。

次回は、ボディメイクの観点からみた股関節外転筋について
書かせていただこうと思いますので、合わせて読んで頂けたら嬉しいです。

それでは!

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