健康寿命を延ばすには運動をしましょうということは何度も嫌なほど
聞いていると思います。
また、健康のために普段から運動をしようと努力されている方も多いと思うので
タイトルを見て少しどきっとされた方もいるかもしれません。
では、”運動効果を無駄にしてしまう人の特徴”について
早速結論からお伝えします。
それは、
”座っている時間が長い人”です!
たったこれだけのことなんですが、これが舐めると怖いんです。
それではみなさんに質問です。
1日にどれくらい座っている時間がありますか?
ご飯を食べている時間、休憩している時間、テレビを見ている時間、仕事をしている時間など
考えると8〜10時間くらいになってしまう方結構多いのではないでしょうか?
実際に、「40~64歳の日本人を対象に調査したところ、1日の平均的な総座位時間は8〜9時間だった」と
座りすぎに関して有名な岡浩一朗教授も述べています。
これ実はものすごく恐ろしいことなんです!!!
座りすぎるとどうなるのか?
座りすぎは様々な悪影響を体に及ぼすと言われています。
①体脂肪
②死亡率(1日の総座位時間が4時間未満の成人に比べて、8~11時間の人で15%増、11時間以上だと40%増)
③心疾患
④高血圧
⑤がん(著明なものは大腸癌、乳癌)
⑥脳梗塞
⑦糖尿病
などのリスクを向上させると言われています。
座りすぎはなぜ悪い?
座っている状態の場合、立ったり、歩いている時には
働いている筋肉の活動が大幅に減ると言われています。
その筋肉について2つご紹介します。
①大腿四頭筋
大腿四頭筋は体の中でも大きな筋肉です。
そのため、血糖コントロール面などに大きな影響を与えています。
この筋肉が落ちてしまうと血糖値が上がりやすくなり、糖尿病につながるリスクがあり
更にそこから心疾患や脳卒中などに繋がるリスクが増えます。
②下腿三頭筋
下腿三頭筋は第二の心臓と言われています。
この筋肉がしっかりと働いてくれることによって
足に到達した血流を心臓まで戻す働きがあります。
逆にこの筋肉が落ちてしまうと正常に血液を戻るポンプ機能が
落ちてしまうので、血流が悪くなり血栓ができやすくなったり、
心臓への負担が大きくなったりしてしまいます。
運動したら改善する?
そうならないためには、運動したらいいんでしょ!と思う方も多いかもしれませんが、
実はそうではないんですね。
残念なことに、これは十分な運動習慣があったとしても健康被害に対する影響は
減らないと言われています。
どうしたら良いのかというと、
これが無理だよという方もいるかもしれませんが、できれば
少なくとも1時間に1回5分間立ち上がると、様々なリスクを軽減すると言われています。
更にこれが無理な方は、座ったままで”貧乏ゆすり”
たったこれだけです!
これだけでもリスクは減ると言われてるので、少し普段の生活の中でも
意識していただけたらと思います。
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