胸式?腹式?【呼吸のナゾ】

皆さん、こんにちは!

本日はヨガやピラティスをされている方で
あれば一度は悩んだことがあると思われる
胸式?腹式?問題について読み解いていこうと思います!

目次

胸式?腹式?

ヨガをやりはじめたときに、クラスの先生から
「腹式呼吸に意識をしましょう!」と言われ
これは理解ができました。

はたまた、ピラティスのレッスンに初めて参加したときには
「胸式呼吸を意識して呼吸しましょう!」と
言われ、それはもう私の頭の中ははてな?で
いっぱいになっていました。

仕事上呼吸器疾患の方を見ることが多かったため、
胸式呼吸を意識的に行うのは正直違和感しか
ありませんでした。

ピラティスを深めていく中で理解できるかと
思ったのですが、胸式呼吸だけをあえて意識させることにはいまだに違和感を覚えます。

しかし、私なりにいろいろと読み解いてみましたのでよければ読み進めてみてください!

各呼吸法の正体

まずは、腹式呼吸と胸式呼吸の正体についてみていきましょう!

腹式呼吸

いわゆる横隔膜呼吸ですね。
横隔膜を意識して大きく動かす呼吸のことを言います。

肺は肋骨、胸骨、胸椎に囲まれた胸郭の中にあり
息を吸う時に横隔膜が下り、胸郭が広がることで
肺の中に空気が入っていきます。

横隔膜

腹式呼吸では、横隔膜によって胸郭を上下に動かして体積を増減させる。

病気がみえる 呼吸器 参照

現代人は呼吸が浅くなりやすく腹式呼吸つまり
横隔膜呼吸が足りていないことが多いですね。
横隔膜の大切さなど呼吸に関しての基礎は
前回までの記事でupしていますので
よければそちらも確認してみてください!

胸式呼吸】

次に胸式呼吸ですが、簡単にいうと胸郭を引き上げ行う呼吸のことです。

胸郭を引き上げて呼吸をするためには横隔膜だけでは困難であり、
ここで登場するのが外肋間筋と言われる筋肉になります!

外肋間筋

胸式呼吸は、横隔膜に肋間筋が加わり、胸郭を上下の他、前後左右にも動かして体積を増減させる。

病気がみえる 呼吸器 参照

ちなみに、普段の安静時(何もしていない時)
呼吸は胸式呼吸、腹式呼吸の両方が混ざった
呼吸になっています。

●安静時呼吸では、横隔膜と外肋間筋を使った呼吸が行われる。
 →つまり、腹式呼吸と胸式呼吸が混ざった呼吸

●安静時呼吸では、使われる筋肉のうち7-8割が横隔膜。

なぜピラティスは胸式推し?

ここからは私の考えになりますが、
ピラティスで腹部のインナーマッスルである腹斜筋や腹横筋を使いたいことが多い。

そうなった時にお腹は常に締めた状態をつくりたい。
お腹を締めたまま呼吸をいれていこうと思うと
胸式呼吸になるという流れなのかなと考えています。

もちろん横隔膜は使いたいので、腹式呼吸にはなりますが
お腹を締める力でお腹が膨らむことは抑えたいと
いったニュアンスなのかなと思います。

あくまでも胸式呼吸だけを意識するのではなく
お腹は薄く締めながら腹式、胸式ともに意識をすることが
ピラティスにおいては大切なのではないかと考えます。

胸式、腹式問題は、諸説いろいろと言われていると思うので、
私の一意見になりますが、ご意見あれば教えてください!

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