体を”ひねる”動きがカタイ人はどうすればいいの?

ひねる動きは「回旋」動作と言われ、右に体をひねることを「右回旋」左に体をひねることを「左回旋」と言います。

この回旋動作は日常生活でも多く行われています。

後を振り向くときや歩行、前に腕を伸ばすなど体は連動して回旋を行いスムーズに運動ができるようになっています。

「ひねる」と聞くと腰をひねることが想像されやすいと思いますが、腰は”ほぼ”ひねることが出来ません。

主に胸椎と股関節をひねる動きによって成り立っています。

目次

腰は”ひねり”が苦手

腰は5つの骨=腰椎によって構成されています。この腰椎は関節の形状の問題からひねることが苦手です。

腰椎の回旋角度は5〜7°とされており、回旋可動域がとても小さい関節です。

この小さな回旋が出来ないことによって動きに影響が出ることもありますが、それより胸椎や股関節の回旋を出してあげることが体全体のひねりを出すためには大切です。

体を捻る2種類のパターン

体をひねるとは主に胸椎と股関節の回旋が影響しています。

骨盤を固定した状態でひねると胸椎の回旋が促され、立ち姿勢などで大きく体全体をひねると胸椎+股関節の回旋になります。

胸椎の回旋

胸椎は12個の椎骨=胸椎で構成されています。

胸椎の回旋角度は約25〜35°です。長時間同じ姿勢でいたり、猫背などの不良姿勢でいると胸椎の動きが硬くなり、体をひねる動きをスムーズに行うことが難しくなります。

胸椎だけを動かすには骨盤を固定した状態でひねることが大切です。股関節を深く曲げた状態でひねる事で、股関節や骨盤、腰椎の動きを制限してひねることが出来ます。

股関節の回旋と骨盤

股関節の回旋は骨盤の回旋とも連動しています。

体を左にひねると左の股関節は太ももが外側を向く「外旋」、右の股関節は太ももが内側を向く「内旋」の動きをします。

外旋、内旋ともに約45°の可動域があります。

左の股関節が外旋すると左の骨盤は後傾し、右の股関節が内旋することにより右の骨盤は前傾します。

この股関節の回旋により、骨盤全体の動きに連動しています。

まとめ

体をひねる動きがカタイと感じている人は胸椎と股関節を柔らかくしてみてください。

まずは個々の関節を柔らかくすることで全体的なひねりも柔軟に行うことができるようになります。

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