O脚にコンプレックスを抱いている方は多いのではないでしょうか？
今回はO脚のメカニズムを理解し、改善するためにアプローチしたい3つの筋肉についてお伝えします。
O脚とは？
O脚とは脚の内側がつかずに股関節や膝が開いた状態のことです。
このような状態になることで脚が太く見えてしまったり、膝に痛みを訴えるかたが多くみられます。
脚のラインが外側にふっくらと広がった状態のため、太ももの骨である大腿骨や膝下にある脛骨が曲がってしまっているのでは…と思う方もいるかも知れません。
実際、骨が曲がっている方は少なく、大腿骨や脛骨のねじれがO脚に影響しています。
大腿骨は内にねじれていることが多く、その影響により太ももの外側の筋肉である大腿筋膜張筋が張り、外側に膨らんでいるように見えています。
脛骨は外にねじれていることが多く、その影響により膝から下が外に膨らんでいるように見えます。
これらのねじれを解消することで脚のラインを綺麗に整えることが出来ます。
治せるO脚と治せないO脚
全てのO脚を治すことは出来ません。治せるものと治せないものがあるのでここを区別しましょう。
治せるO脚
機能的な問題のO脚は治すことが出来ます。
機能的な問題とは、関節の歪みやねじれ、筋肉のアンバランスによって起こっているO脚です。
この場合、マッサージやストレッチ、エクササイズなどで上記の問題を解決することで改善されていきます。
治せないO脚
構造的な問題のO脚は治すことが難しいです。
構造的な問題とは大腿骨や脛骨などの骨が変形してしまっている状態です。
O脚でアプローチしたい筋肉３つ
お尻の筋肉、もも裏の筋肉、ももの内側の筋肉
この3つの筋肉にアプローチしましょう！
お尻の筋肉「深層外旋六筋」
股関節のインナーマッスルである6つの筋肉の総称です。
これらの筋肉は大腿骨を外にねじる働きがあります。先ほどお伝えしたようにO脚の方は大腿骨が内にねじれていることが多いです。
そのため太ももの外の筋肉である大腿筋膜張筋が張ってしまいます。
この筋肉を鍛えることで大腿骨を外にねじり、股関節を正しいポジションに戻すことで大腿筋膜張筋のバランスを整えることができます。
もも裏の筋肉「ハムストリングス」
ハムストリングスの中でも「内側ハムストリングス」を鍛えることが大切です。
この筋肉はは脛骨を内にねじるように働きます。
O脚の方は脛骨が外にねじれている方が多いため、この筋肉を鍛えることでねじれを解消することができます。
ももの内側の筋肉「内転筋」
内転筋は脚の間のスキマを無くすために必ず鍛えたい筋肉です。
この筋肉にアプローチすることでスッとした脚のラインにすることができます。
まとめ
- お尻の筋肉「深層外旋六筋」を鍛えて大腿骨のねじれを整える
- もも裏の筋肉「内側ハムストリングス」を鍛えて脛骨のねじれを整える
- 整えた大腿骨と脛骨を内に寄せるためにももの内側の筋肉「内転筋」を鍛える
これらの筋肉にアプローチすることでO脚を改善することができます。
マッサージやストレッチだけではO脚を改善することは難しいです。筋肉を鍛えて骨を正しいポジションにし、整えていく作業が必要です。
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