薬膳の魅力〜2月に食べたい食材10選〜

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薬膳は体に合わせてつくるオーダーメイド健康料理

薬膳とは

薬膳は東洋医学の理論に基づいて作る健康料理です。
東洋医学ではその人の体質にあった食材摂ることで体内のバランスを整えることができ、健康へ導いてくれるという考え方をします。

薬膳の考え方〜心身一如〜

薬膳の考え方に「心身一如」という考え方があります。これは心と体は繋がっていると言う意味です。

西洋医学では、やる気が起きない、なんだ体が重いといった場合でも、検査データに問題がなければ”病気ではない”となります。しかし、東洋医学では、疲れやすい、体が重いなどといった状態は体のエネルギー不足や気の滞り、水分の代謝が悪いことが原因となっています。

そうした体質や状態にあった食材や食べ方をすることで、体内バランスを整えてくれるのが薬膳です。

薬膳のバランスの考え方〜気血水〜

東洋医学において身体の働きを維持しているは気(き)・血(けつ)・水(すい)の3つのエネルギーになります。

気〜目に見えない生命エネルギー〜

気(き)とは目に見えない生命エネルギーです。
人間の身体を動かす根源となるエネルギーになり、血液や水、臓器を動かし、身体のありとあらゆる機能を動かすため、気が滞りなく巡ると身体はある程度、健康になります。

血〜全身を巡る栄養の体液〜

血(けつ)とは血液のことを指し、全身を巡る体液です。
体内にある赤い液体(血液)を指し、全身に栄養や酸素を運んだり、ホルモンバランスの調整を行います。
血の働きが滞るとホルモンバランスの乱れが生まれ、精神的不調を誘発します。

水〜水分や免疫を司る体液〜

水(すい)とは水分の事を指し、水分や免疫を司る液体です。
体内にある透明な液体で鼻水、尿、リンパ液などの体のあらゆる水分を指し、免疫力に大きな関わりがあります。この水の働きが滞ると乾燥や免疫機能の低下を引き起こします。

2月を快適に過ごすポイントとおすすめ食材10選

2月の身体の傾向(腎虚)

2月は腎臓が弱まる季節とされています。
腎臓は成長や発育、生殖、老化にも関わるホルモンの分泌、自律神経系や免疫機能を担う臓器です。

腎臓が弱まるとホルモンの調節が上手くできにくくなります。
ストレスを感じ、心の波に振り回されることで特に何もしてないのに疲れる…ということが多く起こります。
そんな2月を快適に過ごすために必要なのが腎臓の機能を補う食材を食べる事です。

腎臓に良い食材

腎臓の働きを助けてくれる食べ物の特徴は「黒い」「温性」の2つのどちらかの特徴が当てはまると良いです。

黒い食べ物

黒い食材は働きが鈍くなる2月に腎臓の動きをサポートし、機能を正常に保つと言われています。
また、黒い食材には生命力や気力を養い、若々しさを保つ大きなパワーがあるとも言われています。
具体的には黒のキクラゲ、キノコ類、黒ゴマ、牡蠣、海藻類がおすすめです。

温性の食べ物

温性の食べ物とは食べた時に体温を温める食材のことを指します。
詳しくはこちらの記事を見てみてください。

温性の食材の特徴は薬味系、根菜系、暖色系の見た目をしていることです。
具体的にはネギ、ショウガ、ニンニク、ニンジン、ニラがおすすめです。

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