タプタプとたるみがちな二の腕…
スッキリさせるには「上腕三頭筋」を鍛える必要があります。では、なぜ鍛える必要があるのでしょうか?
「上腕三頭筋」は腕の筋肉の中で一番サイズが大きいからです。
逆に「鍛えすぎると太くなってしまうのでは?」と思うかもしれませんが普段の生活ではあまり使うことがなく、衰えやすい筋肉なので意識して鍛えてあげることが大切です。
- 二の腕のお肉がたぷたぷ
- 二の腕に張りがない
- 二の腕をスッキリさせたい
こんな方におすすめな内容です。
暑い季節はノースリーブなど、腕を出すことが多いと思います。
「上腕三頭筋」をしっかり理解し、日頃のエクササイズに活かしてみてください!
上腕三頭筋の解剖学
![](https://blog.pilates-and-a.com/wp-content/uploads/2021/07/上腕三頭筋2-2-1024x1024.png)
起始
肩甲骨関節下結節
停止
尺骨肘頭
支配神経
橈骨神経(C7・C8)
上腕三頭筋の特徴
上腕三頭筋は肘の伸展に作用し、肩関節の伸展も行います。
肘の伸展作用は肩関節の位置によって影響を受けます。肩関節屈曲位では強い力を持っていますが、伸展位では起始停止が近づくため肘の伸展作用は低下します。
肘の痛みにも関係する上腕三頭筋
上腕三頭筋は「内側頭」と「外側頭」に分けられ、それぞれ付着する場所が異なります。
その中でも「内側頭」は肘を伸展した時の後方関節包(肘の関節を包んでいる袋)が挟み込まれてしまうのを防止する役割があります。
肘を伸ばしたときに痛みがある場合は、後方関節包もしくは後方脂肪体(肘の動きをスムーズにしてくれる組織)が挟み込まれることによる痛みが多いです。
上腕三頭筋が硬くなると肘周辺の組織に影響を及ぼし、痛みにつながることがあります。
上腕三頭筋の運動学
上腕三頭筋はシンプルでメインは肘関節の伸展です。加えて肩関節の伸展にも関与するため、
肘関節伸展、肩関節伸展これらの動きが加わるエクササイズを行うことが効果的です。
上腕三頭筋を鍛えるエクササイズ
今回は上腕三頭筋を鍛えるにはもってこいのピラティスエクササイズ「リバースプランク修正」をお伝えします。
ご覧の通り、肘関節の伸展、肩関節の伸展の動作が含まれていますね!
さらに「猫背」や「巻き肩」の改善にも効果的なので是非やってみてください!
リバースプランク修正
![](https://blog.pilates-and-a.com/wp-content/uploads/2021/07/B5109557-2A9A-464A-B30B-1C9FCDF82465.jpg)
- 腕は肩の真下から手のひら一枚分後ろにつく
- 肩を外旋(胸を開くイメージ)を行う
- 骨盤を後傾してからお尻を持ち上げる
- 手首に痛みを感じる方はタオルを手首の下に入れるなど調整してみてください
- 肘が過伸展(伸びすぎてしまう)してしまう方は腕がまっすぐ一直線になるように意識し、行なってください
動画で確認
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