膝下が捻れてる!?膝下O脚に関わる筋肉【ハムストリングスを学ぶ】

まっすぐ立ってるのに、なんかきれいな足のラインにならない…

そんな方は膝から下が外側に捻れてしまっている「膝下O脚」かも!

改善するためにはハムストリングスと呼ばれる太ももの後の筋肉を鍛えてあげることが大切になります。

今回はハムストリングスについて学び、日頃のエクササイズに取り入れてみてください!

目次

ハムストリングスの解剖学

ハムストリングスは太ももの後ろ側にある筋肉で「大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋」の3つの筋肉を表しています。

それぞれの筋肉を詳しくみていきましょう。

大腿二頭筋の解剖学

起始

坐骨結節

停止

腓骨頭

支配神経

坐骨神経(L5〜S2)

大腿二頭筋の特徴

大腿二頭筋は外側ハムストリングと言われ、股関節の伸展と膝関節の屈曲に作用します。

また、下肢を固定した場合は骨盤を後傾させる作用もあります。

腓骨頭に付着することから大腿二頭筋が収縮すると下腿を外旋する作用もあります。下腿外旋症候群(膝から下が外側にねじれている状態)に影響していることをここでは覚えておきましょう!

半腱様筋の解剖学

起始

坐骨結節

停止

脛骨粗面の内側

支配神経

坐骨神経(L4〜S2)

半腱様筋の特徴

半腱様筋は名前の通り、下半分が長い「腱」という組織になり、半膜様筋の上を走行しています。

半腱様筋の停止場所には縫工筋・薄筋も付着しており、鵞足を形成しています。膝の内側が痛くなる「鵞足炎」という症状があるのですが、これに関係している筋肉です。

股関節の伸展や膝関節の屈曲に作用しますが、股関節の内転にも補助的に作用します。

また、下腿を内旋させる作用もあります。半膜様筋にも内旋させる作用はあるんですが、半腱様筋の方が内旋させる力が強いと言われています。

下肢を固定すると骨盤を後傾させる作用もあります。

半膜様筋の解剖学

起始

坐骨結節

停止

脛骨内側顆の後部・膝窩筋・後方関節包・内側半月板

支配神経

坐骨神経(L4〜S2)

半膜様筋の特徴

半膜様筋は名前の通り、「腱膜」で構成され半腱様筋の下を走行しています。

厚く平たい筋腹で構成されているので「腱」の成分が少ないのが特徴です。

股関節の伸展と膝関節の屈曲、下腿の内旋に関与し、下肢を固定した状態では骨盤の後傾に作用します。

ここまでは半腱様筋と作用ではあまり変わりませんね。

次に、停止部に注目してみてください。多くの場所に停止部があることが分かります。

半膜様筋は膝下筋や内側半月板、後方の関節包に付着することで膝関節を屈曲を行う際にこれらの組織の挟み込みを防止して円滑な屈曲運動ができるようにしてくれる筋肉です。

下腿外旋症候群と膝の痛み

大腿二頭筋の解剖学で少しお伝えした下腿外旋症候群。

膝下が外側に捻れてしまう事でアライメントが崩れ、痛みを起こしている方は多くみられます。

内側のハムストリングス(半腱様筋・半膜様筋)を鍛え、下腿を内旋させる方向に導いてあげることが大切になります。

まとめ

今回はハムストリングスと呼ばれる3つの筋肉についてお伝えしました。

それぞれの筋肉の特徴を理解することでより良いエクササイズを行えるようになりましょう!

下腿外旋症候群や内側のハムストリングスを鍛える動画はこちらを参考にしてみてください。

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