【四十肩?五十肩?】肩関節周囲炎について理解しよう!

  • 肩の痛みがなかなか良くならない…
  • 四十肩、五十肩と言われた…

日常生活にも支障をきたし、いつになったらよくなるのか不安ですよね。

そんな方は病態を理解することで今やるべきことが見えてくるかもしれません。

今回は肩関節周囲炎についてお伝えします。

目次

肩関節周囲炎とは?

みなさんがよく聞く、四十肩・五十肩は肩関節周囲炎と言われます。

40〜50歳代に起こる原因がよくわからない肩周辺の痛みと可動域制限を症状とする状態です。

「肩板断裂、石灰沈着、上腕二頭筋長頭腱炎など…」細かく分けることもできます。

肩関節周囲炎の病期分類

肩関節周囲炎は大きく分けて3つのステージに分類されます。

1、炎症期

炎症があり、痛みが強い時期のことを表します。基本的に運動は行わずに注射や薬でのコントロールが必要な時期に当たります。

睡眠時に痛みを訴える「夜間痛」がある場合は寝方のポジショニングを伝え、なるべく痛みを感じない姿勢を心がけます。

痛みのある肩を上で横向きになり、ビーズクッションなどを抱き抱えるような姿勢で寝るといいかもしれません。

2、拘縮期

炎症が少しづつ落ち着き痛みの程度も下がってきた状態のことを表します。また、肩周辺が硬くなり、可動域制限が出てくる時期になります。

痛みのでない範囲で運動を少しづつ開始していくタイミングになります。

大切なことは「痛みのない範囲で運動を行う」ことです。ホームエクササイズを伝えるときはこのことをしっかりと伝えましょう。

3、回復期

肩周辺の硬さや可動域が少しづつ軽減してくる時期のことを表します。

日常生活で不便を感じることも少なくなり、色々な運動を行うことができるでしょう。

肩関節周囲炎の運動を行うポイント!

肩だけではなく、肩甲骨、脊柱、鎖骨もしっかり動かせるようになることが大切です。

実は、肩関節は単体だと95°の可動域しかありません。でも肩を大きく回したり自由に動きますよね?

肩甲骨や脊柱、鎖骨が共に動くことであれだけ自由な動きのできる関節になっています。

その中でも腕をあげる際に肩甲骨と脊柱の動きは確認しやすいと思います。

腕を挙上した際の肩甲骨と脊柱の関係

  • 0〜90°肩甲骨が後傾
  • 90〜120°肩甲骨の後傾+脊柱の伸展
  • 120〜150°脊柱の伸展

肩甲骨の後傾の動きがでているか?脊柱の伸展(特に上部胸椎)の動きが出ているか?

この辺りを確認してみてください。

まとめ

今回は肩関節周囲炎についてお伝えしました。

肩に痛みを訴える方は、頭が前に出る「頭部前方変位姿勢」や「猫背」「巻き肩」などの不良姿勢が多くみられます。

普段からエクササイズを行い、きれいな姿勢を維持できるようにすることも大切かもしれませんね。

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