胸椎と腰椎から腰痛を考える~回旋に着目して~

慢性的な腰痛に悩まされている方は多いですよね。

  • 体は柔らかいのに
  • 体感トレーニングをして鍛えているのに

なかなかよくならない。

そんな方は胸椎の動きが良くないかも!?

今回は胸椎の動きの特徴を腰椎と比較してお伝えします!

目次

なぜ胸椎?胸椎と腰椎の解剖学的特徴

胸椎は12個の椎骨で構成されています。両側にそれぞれ12対、計24対の関節があり、前額面に近い(回旋がしやすい=捻じれやすい)関節となっています。

腰椎は5個の椎骨で構成されています。

関節は、ほぼ垂直を向いていて矢状面に近い(屈伸がしやすい)関節となっています。

そのため関節の形状から回旋の動きが制限される関節となります。

胸椎と腰椎の全体の動き

屈曲伸展回旋
胸椎30~40°15~20°25~35°
腰椎45~55°15~25°5~7°

明らかに回旋の可動域に差がありますね!

このように関節の形状から胸椎は回旋を得意とした形状であり、腰椎は屈伸を得意とした形状であることが分かると思います。

もし、胸椎の回旋の動きが制限されるとどうなるでしょうか?

ほかの関節で代償しなければいけなくなり、回旋の動きに乏しい腰椎で代償してしまうと腰に負担がかかってしまいます。

胸椎の回旋を出すポイント!

胸椎の回旋を出すためには胸椎のみを動かすことが大切になります。

立った状態で回旋を行うと胸椎だけではなく、腰椎や股関節も動いてしまうためしっかり動いているのか分かりづらくなってしまいます。

そのため股関節を深く曲げた状態で回旋を行うことがポイントです!

そうすることで腰椎や股関節の動きを制限し、胸椎のみを動かすことができます。

また、頸椎の回旋や目線の誘導も行うことでより回旋の動きを出しやすくなります。

まとめ

  • 胸椎の回旋可動域をあげよう!
  • 股関節を深く曲げた状態で胸椎を動かそう!
  • 頸椎や目線も誘導しよう!

これらを意識して胸椎の回旋を導いてあげましょう!

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