肩こりに前鋸筋が大切な3つの理由

あまり馴染みのない前鋸筋…

この前鋸筋が使えないと猫背や巻き肩、首こり、肩こりになってしまいます。

使っている感覚も分かりずらい筋肉ですが、コツを掴むと日頃のエクササイズがレベルアップすること間違いなし!

肩甲骨と肋骨をつなぐ筋肉ですが、使えないと

  • 僧帽筋が上手く使えない
  • 肩まわりの筋肉が硬くなる
  • 頭のポジションが悪くなる

こんな状態になります。これらが症状の原因になっていることがあります。

目次

僧帽筋がうまく使えない

肩こり、首こりを解消するためには僧帽筋がしっかりと働いてくれることが大切です。

これらの症状の方は肩甲骨のポジションが悪い方が多く、僧帽筋の中でも中部線維と下部繊維を使えるようになることで肩甲骨を元もポジションに戻すことが出来ます。

しかし、前鋸筋が使えていないと肩甲骨と肋骨が安定していないまま僧帽筋を使うことになります。

前鋸筋を使い、肩甲骨と肋骨の間を安定させた状態で僧帽筋を使うことが大切になります。

肩まわりの筋肉が硬くなる

前鋸筋は肩甲骨を安定させるために大切ですが、前鋸筋と反対の動きをする筋肉が「肩甲挙筋」と「小胸筋」です。

肩甲挙筋は肩こりで症状を訴えることが多い筋肉です。小胸筋は胸の前にあり、猫背などの不良姿勢と関係しています。

前鋸筋が使えていないと、反対の動きをする肩甲挙筋や小胸筋を過剰に使う状態になり、結果的に不良姿勢や肩こり、首こりに繋がります。

頭のポジションが悪くなる

前鋸筋はお腹の筋肉である「腹斜筋」とも繋がっています。前鋸筋が上手く使えないと腹斜筋も使えなくなります。

実は腹斜筋と頭のポジションは関係しているんです!

背中が丸まった猫背になるとバランスを取ろうと頭が前に出る状態になります。この時、背中を伸ばして姿勢を良くしようとするかもしれませんが腰を反ってしまう方がほとんどです。

腰ではなく胸椎と呼ばれる背骨の上の方で反らす動きができることが理想です。腹斜筋は肋骨から骨盤につく筋肉なので体幹の安定には欠かせません。

体幹部が安定することで胸椎の伸展を上手に促すことができ、結果的に頭のポジションの改善にも繋がります。

まとめ

縁の下の力持ちのような役割がある前鋸筋でした。

肩こりや首こり、猫背などの不良姿勢の方のほとんどが前鋸筋を上手く使うことが出来ていません。この筋肉を使う感覚が分かると日々の肩まわりのエクササイズがより良いものになります!

「この状態で小指側でリングを軽く挟むようにし、脇を軽く閉めます。そのままバンザイをし、元の位置に戻ります」

この時に、脇の下あたりに使っているような感覚があればそれが前鋸筋です。

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