肩関節について困った時のまとめメモ【解剖学編】

皆さんこんにちは。

寒い日が続いているので、道を歩いていても
縮こまって猫背・巻き肩になっている方が多発している
今日この頃です。

今回から、そんな肩関節について何回かに分けて
深読みしていこうと思います。

肩関節って正直わかりづらくて私自身も苦手なところなんです。
私と同じように悩んでいる方に向けて学んだことをアウトプットさせて
頂こうと思います!

目次

肩関節とは?

そもそも肩関節とはどんな関節なんでしょうか?

場所は皆さんなんとなくは理解されていると思いますが、
まずは解剖学からみていきましょう。
実は肩関節って5つもあるんですよね。

①肩甲上腕関節
②胸鎖関節
③肩鎖関節
④第2肩関節
⑤肩甲胸郭関節

こんなにあるんです。

どんな役割をするの?

①肩甲上腕関節
 いわゆる肩関節と認識されている場所ですね。
 前側が緩みやすく、後下方の筋肉が硬くなりやすいのが特徴です。

 肩の疾患の方は多くで、上腕骨頭が上に移動して変位して痛みや制限を
 引き起こすことがあるので、注目したい関節です。

②胸鎖関節
 胸骨と鎖骨、第1肋軟骨の間の関節。
 体幹と上肢(腕)を結びつける基盤となる関節です。
 そのため、しっかりと固定されなければならないのに、
 しっかりと動く必要のある大変な関節です。
 
 第1肋骨と鎖骨の部分が硬くなりやすく、
 ここを緩めることで水平外転や肩甲骨の動きもスムーズになることが
 多いです。
 実際、私のクライアント様もここ緩めて可動域が広がりました。

③肩鎖関節
 鎖骨と肩甲骨の肩峰からなる関節。
 肩甲骨の外転、内転、上方回旋、下方回旋の支点は
 肩鎖関節が中心となります。

 ラグビーやバスケなどの接触スポーツで損傷が起こりやすい
 関節になります。
 クライアント様と話をしていて、そういった話が出れば
 もしかしたら損傷したり、脱臼した経験がある方も
 いるかもしれません。

④第2肩関節(肩峰下関節)
 この関節が実際に骨と骨の解剖学的な関節ではなく、
 肩甲骨と上腕骨をつなぐ機能的な関節です。
 
 ここにある肩峰下滑液包が関節の動きを滑らかにしています。
 上腕骨と肩峰の間で繰り返し起こる圧迫で炎症が起こる
 肩峰下滑液包炎が起こることがある。

⑤肩甲胸郭関節
 この関節も実際に骨と骨の解剖学的な関節ではなく、
 肩甲骨と胸郭をつなぐ機能的な関節です。

 間に肩甲下筋、前鋸筋、脊柱起立筋が存在し、
 厚みがあり湿っているために、関節の動きの剪断力を
 減らす働きがあるそうです!

 肩甲胸郭関節の運動は、
 胸鎖関節と肩鎖関節の運動が起こることで
 相対的に運動が起こっています。

現場での考え方

ここであげた解剖学はまずは基本的なところになりますが、
まずはこの基本を知り、どこで動きの制限が起こっているかを
みていけると肩疾患の方や、痛みがある方の解決に
近づくかもしれません。

今回は解剖学編でしたが、運動学やその他の考え方も
少しずつUPしていこうと思います。

それでは!

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