肩関節について困った時のまとめメモ【運動学編】

皆さんこんにちは。

前回は、肩関節についての解剖学を見ていきました。
今回は、運動学について見ていこうと思います!

肩関節についてのはてなや苦手意識のある方などに
ぜひ見ていただきたいまとめメモになっています!

目次

そもそも肩の運動には何があるのか?

肩関節の運動には主に4方向あります。

①屈曲、伸展

②内旋、外旋

③内転、外転

④水平内転、水平外転

これらの4方向の動きが組み合わさることで普段の日常生活動作が行われています。

肩甲骨と肩関節の関係

肩関節は前回でお話した通り肩甲骨、胸郭と関係をもつ関節でした。
その中でも肩甲上腕関節の運動は肩甲骨との連動が大きな関わりをもっているため
その連鎖について見ていこうと思います。

”肩甲上腕リズム”

有名中の有名ですが、やっぱりこれがすごく大切です。
肩関節の疾患の方ではやはり崩れている場合が多いリズム。

初めて聞く方のために、肩甲上腕リズムについてお話していきますが、
肩甲上腕リズムは、肩が外転する際に、肩(肩甲上腕関節)の動きだけでなく
肩甲骨(肩甲胸郭関節)の動きも入ってきますよってお話しです。

もっと細かくみていくと、
肩を180度外転する(外に開いた)時の動きは、
肩甲上腕関節の外転が120度+肩甲胸郭関節の上方回旋が60度と
いうように両方が連動して動きます。

これは前額面で30度を超えてからはほぼ一定で
2:1のリズムで動いていきますよと言われています。

さらに詳細に見ると、scapular plane上最初の30度では3:2
30度を超えると5:4になると言われています。

これはもう何十年も前にだされた先行研究からも言われているので
すごいですよね。

現場での活用

これはもうあたりまえの認識かもしれませんが、
肩が痛い、肩が上がらないから肩だけを見るのはNG。

肩関節だけでなく肩甲骨の動きも一緒にみていきたいですね。
さらにいうと胸郭や脊柱の動き、下半身の姿勢制御なども
含めてどこが制限となっているかみていきたいところです。

肩の疾患は深いですね。
よくよく目の前のクライアント様、患者様と向き合っていきたいですね!

それでは今回はこの辺りで終わります!

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