重力に負けない体をつくるには「抗重力筋」を鍛えよう

若い頃と比べて、お尻が下がってる気がする、背中がたるむなど、体の変化を感じることはありませんか?

人間は地球上にいる以上、どんなときでも重力の影響を受けますが、
重力が一定だからこそ加齢と共に筋肉が衰えると、重力に負けて体にゆるみやたるみが生じます。

ただこのゆるみやたるみ、しょうがないと諦めないで!
抗重力筋を鍛えて、重力に負けない体作りを目指しましょう!

目次

抗重力筋とは

抗重力筋とは、地球の重力に対して姿勢を保持するために働く筋肉のことを言います。
体を動かすときだけではなく、無意識に姿勢を保持する為に必要な筋肉です。

抗重力筋は主に以下の5箇所。
■背中・・脊柱起立筋、広背筋
■お腹周り・・腹筋群、腸腰筋
■お尻周り・・大殿筋、ハムストリングス
■ふくらはぎ・・下腿三頭筋

体の前後に張り巡らされておりこの前後の筋肉がバランスよく働くと、重力に対して正しく体を支えることができます。

抗重力筋を鍛えるメリット

1.姿勢を保ち引き締まった体に
抗重力筋の一番の役目は姿勢保持です。体の前後にバランスの良い筋肉がつくことで重力に負けない年齢を感じさせない体を作ります。

2.体の内側からもきれいに

正しい姿勢で生活すると基礎代謝が上がり血流も巡りやすくなることで
冷えや肩こり、だるさなどの体の内側の不調も整いやすくなります。

3.日常生活の質の向上
抗重力筋は立つ、歩く、座るなど日常的な動作の基盤となります。その為、特にご高齢者の方は転倒予防や移動能力の向上につながります。

抗重力筋を鍛えるエクササイズ

抗重力筋の中でも特に姿勢保持に働くのは、体の後ろ背中側の筋肉になります。
今回は背中、臀部、ハムストリングスを鍛えるエクササイズを紹介していきます。

▶背中を鍛えるスイミング~
①両足を伸ばしてうつ伏せになる。※足の間は拳一つ分あける
②恥骨をマットに押し付けるようにし、頭上に両腕を真っすぐ伸ばす。
③お腹に軽く力を入れながら左腕と右足を上方へ伸ばす。※この時肩は下げたまま手足を遠くへ伸ばすようにあげる
④腕と足を元の位置に戻し、対となる右腕と左足で同じ動作を行う
※腕と足を伸ばす時に息を吸い、戻す時に吐く

▶臀部、ハムストリングスを鍛える~ヒールビーツ~
①両足を伸ばしてうつ伏せになる。※足先は踵同士つけてVの形に
②両手を重ね、手の甲の上に額を置く※両肩をリラックスさせ休むようにセット
③恥骨をマットに押し付けるようにし、両足をマットから5cm程持ち上げる
④足先を伸ばして両踵を2〜4回近づける
⑤次に足先を下に向けて上記と同様に両踵を2〜4回近づける
※④⑤踵同士がぎりぎりつかないところで止めるのがポイント

足先伸ばし↓

足先を下に↓

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