【東洋医学】東洋医学から見た食養生について【食材の選び方】

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食養生とは

食養生とは東洋医学の考え方で食事で心を養う方法のことです。東洋医学は古代中国の歴史や考え方が反映された医学になり、我々が日頃受けている病院での医療(西洋医学)とは少し違う考え方の医療になります。

食養生の十項目

食養生は10個の項目があり、その項目を取り入れることで心が養われると言われています。
日常生活で10個全て取り入れるのは大変かと思いますので負担ない範囲で取り入れるのが良いと思います。

カラダの状態をどう感じるかが重要

東洋医学では主観的判断を大切にする

東洋医学では主観的判断を大切にします。例えば「検査数値的には異常はないけれどもなんだか頭が重い…」などの病気ではないけれども体調がすぐれない不定愁訴や未病。そういったもの効果的になります。
決して西洋医学(現代医療)を否定しているわけではありません。

食養生的な考えでは食事から心を養い、心を豊かにするために食養生十項目を用います。
食養生十項目を活用することでカラダが健康的に感じ、心が豊かになります。

何を持って健康と言えるのか?

皆さんは何を持って健康と言いますか?
例えば病気がない状態、または精神的に幸福度が高い状態、人間関係が関係が充実している状態など様々な答えがあると思います。人にとっての健康は十人十色で様々な形をしています。

休日や空いている時間に自分にとっての健康や幸せを考えてみて食養生十項目に落とし込んでみましょう!

五性五味の考え方

五性(身体の温度に対する影響)

五性の考え方は食事が与える5つの体温変化の作用のことを指しています。

平性を中心として体を温めるものを温性、体をすごく温めるものを熱性と言います。
平性を中心として体を冷やすものを涼性、体をすごく冷やすものを寒性と言います。

食材の持つ5つの作用を把握し季節に合わせて食材を選ぶことで養生することができます。
例えば冬は身体が冷えるので温性、熱性の食材を摂取するなどが考えられます。

五味(5つの味と対応する臓器)

五味の考え方は5つの味(鹹味(塩味)、辛味、甘味、酸味、苦味)に対応する臓器の働きを良くするという考え方です。

鹹味は腎臓の働きを促進させ、カラダの凝りをほぐす働きがあります。
辛味は肺の働きを促進させ、初期の風邪予防や気と血の流れを促進させます。
甘味は脾臓の働きを促進させ、疲労時の鎮痛や虚弱体質の改善に効果があると言われています。
酸味は肝臓の働きを促進させ、体液の損失を防ぎ、乾燥予防に効果があると言われています。
苦味は心臓の働きを促進させ、カラダの炎症を抑え、便通改善や喘息の改善に効果があると言われています。

1月におすすめの食材

肉類(赤身)

1月におすすめの食材の一つは赤身の肉類になります。肉類全般はカラダを温める熱性と温性の特性を持っています。
ただ、注意が必要なのはレバーやホルモンなどの内臓肉はカラダを冷やす涼性の特性を持つ肉もあります。
1月は鶏肉、豚肉、牛肉の赤身を積極的に摂取するとカラダを冷やすことなくカラダを養う事ができます。

野菜類

1月におすすめの食材の一つは野菜類になります。例えばネギ、ニラ、紫蘇、ふきのとう、からし菜、カリフラワー、大根の葉、小松菜、にんじんなどの野菜はカラダを温めてくれる特性を持っていますので日々の食事に取り入れてみてください。

野菜を選ぶ方法は硬いもの、水分の少ないもの、根菜類が適していますので1日1食材を生活に取り入れてみて下さい。

薬味

1月におすすめの食材の一つは薬味になります。例えば生姜、ニンニク、シナモン、山椒、唐辛子、胡椒などになります。
薬味は食べるだけでポカポカとカラダが温まるイメージが湧きませんか?。薬味には熱性のものが多く、簡単にカラダを温める事ができます。1月は薬味を効かせてカラダを温めてみましょう

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