【正しいお辞儀】股関節と骨盤(腰椎)から前屈動作を考えよう

何気なく行っている前屈動作ですが、床に手が届くかどうかばかり意識していませんか?

また、お辞儀をした時など前に屈む動作をした際に、腰に痛みを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方は股関節と骨盤(腰)の動く順番が逆転しているかも!?

正しい前屈動作を身につけて、日常生活の負担を軽減しましょう!

目次

正常な前屈動作

そもそも正しい前屈をするには何に気をつけた方がいいのでしょうか?

ポイントは股関節と腰の動きです!

実は床に手が届くかはそれほど大切ではありません。もちろん、もも裏やお尻の硬さを改善することはとてもいいことですが、それよりも正しい動かし方を習得する方が日常生活では大切になってきます。

やり方

  1. 股関節の付け根にシワを寄せるように(付け根で割り箸を挟むように)体を前に倒す
  2. 腰を丸めながら体を前に倒す

この2つの順番を意識することが大切です!

前屈をしたときに腰に痛みを訴える方も多いと思います。そのような方は、この順番が逆転している可能性が高いです。

腰痛患者は前屈30〜60°で股関節よりも腰の動きがより大きいと報告されています。#1

先に腰が動いてしまう癖があると、日常の何気ない動作でも腰優位で動いてしまい負担がかかってしまいます。

この他にも前屈した際に各関節がバランス良く動かないと腰に痛みが出てしまうパターンもあります。

まずは股関節から動かすことを意識してみましょう!

前屈の男女差

実は性別によっても前屈動作に動きの違いがあります。

  • 女性
    股関節の動きが優位
  • 男性
    腰椎の動きが優位

男性は股関節より背骨を動かし、女性は背骨より股関節の動きがより大きいと言われています。

まとめ

  • 股関節⇨腰

この順番を意識して動いてみてください♪

前屈動作だけではなく、普段のピラティス中にも股関節を動かしていのに腰まで動いてしまっている方も多いです。

「お腹周りを安定させたまま股関節だけを動かせるか」この時に腰が動いていないか?

こんなことを意識してやってみてもいいかもしれませんね!

#1 エソラ、マルシア A. MS、PT *† ; McClure、フィリップ W. MS、PT ‡ ; Fitzgerald、G. Kelley MS、PT ‡ ; Siegler, Sorin PhD §. 腰痛の既往歴のある被験者とない被験者における前屈時の腰椎と股関節の動きの分析. Spine: 1996 年 1 月 1 日 – 第 21 巻 – 第 1 号 – p 71-78

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